12カメラを自由にスイッチングできるインタラクティブムービー
WOWOWで放送される番組のために収録されたライブ映像を、12台のカメラから自由に閲覧でき、さらにユーザー自身のスイッチングでオリジナルのライブ映像に紡ぎ合わせることのできる、インタラクティブなコンテンツとなっています。 これまでライブ映像は、番組ディレクターによってあらかじめ編集された、パッケージ化された形式での提供方法が一般的でした。12camsの試みは、ユーザー自身がその制作プロセスに参加し、出来上がったコンテンツを楽しむことができるという、Webだからこそ実現できた、新たなコンテンツの楽しみ方の提案です。
WOWOWは、ライブ番組制作・放送のプロフェッショナルであり、非常に高いクオリティのライブ映像資産を保持しており、その新たな活用方法を模索していました。今回は番組プロモーションを通じて、Webに対する両者の価値観が一致することで実現できた、とても幸せなプロジェクトだったと思います。また、2009年のレディオヘッドを始めとして、2010年くるり、2011年レミオロメン、2013年サカナクションと4組のアーティストとコラボレーションすることができました。バスキュールは企画から入らせてもらったのですが、従来の放送や音楽プロモーションの枠組みを超えたプロジェクトの、具体的なアウトプットを任せてもらえたのは本当に貴重で意義深い経験でした。